ヘルニアの痛みは脳で感じる

椎間板ヘルニア 慢性痛

 

画像は本人とは関係ありません

数か月前から腰から右臀部、右の大腿後面に痛みやシビレ感があり、整形外科を受診してMRIを撮影して腰椎4番と5番の間に椎間板ヘルニアが確認されました

手術をするほどではないので経過を見ましょうということで、電気療法と湿布薬を処方されてしばらく通院していましたが痛みの改善が見られずCCKに来院しました

仕事がら座位での仕事が多く、長時間の座位で痛みが増発します

他に朝の起床時や寝ていて夜中に痛みで目が覚める症状があります

当院での診たては腰部から臀部の筋肉の過剰な緊張があり、体前屈が約25度くらいで右臀部に痛みが走ります。

さらに腰部の伸展で増発します

アクティベータ・メソッドで3.4回施術を行い変化が感じられ楽になりました

施術後は楽になりますが、仕事で長時間の座位で夕方に痛みが出て繰り返すようです。

再検査をすると、身体的な構造や病理的な問題はありません。

関節機能も体前屈は110度くらい曲がり、腰部進展も30度くらいできるようになり、運動時の増発もなくなりました

腰部から臀部に関係する筋機能はいくつか機能異常がありますが、大きな問題ではなくすぐに改善します

さらに痛みがどこで感じているかPCRTによる検査を行い、大脳辺縁系で脳の学習記憶が誤作動を起こして、痛みをヘルニアからくる痛みと勘違いしていました

MRI検査で見つかった椎間板ヘルニアはありますが、椎間板ヘルニアが痛みやしびれの原因にするのではなく、痛みとヘルニアは別もので分けて考えて施術を行うことが大切です

ヘルニアが原因としてヘルニアの施術をしても良くなりません

数回の脳の誤作動記憶の書き換えで改善して痛みは感じなくなりました

数日前に来院したとき、再検査をしたら陽性反応はなくなりましたが、なんとなくすっきりしないということでした

再度検査をして大脳皮質系に陽性反応が見つかり、意味記憶が回復を妨げていることがわかりました

引用:脳の仕組み カラー版徹底図解 新星出版社

 

意味記憶とは脳の学習記憶の一つで、図中のように聴覚情報や視覚情報など日常的に繰り返し学習することで脳の記憶が強化されて学ぶことです

さて、この患者さんの意味記憶はどんな情報を学習記憶したのでしょう?

PCRTでは意味記憶を経験や情報などに分けています

この方は一般的な情報からの学習記憶でした。

一般的な情報とは、ヘルニアや腰痛に対する周りからの言葉やお医者さんが〇〇だから痛いんです、坐骨神経痛は治らないからうまく付きあいましょう、体験者の経験談など・・・・

職場で体験したかが「ヘルニアは治らないから一生うまく付き合ったほうがいい」「腰痛は癖になるから」など周りからよく言われていました

そのような情報で脳が間違った学習記憶で自然治癒力を制限して治りを遅くしています

意味記憶の施術後は腰部の違和感がすっきりしました

慢性痛でお困りの方はご相談ください。

 

 

 

 

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