Sさん、70代のご婦人です
数か月前から椅子や座位からの立ち上がる際に腰から臀部、下肢、股関節に痛みが発症し、整形外科を受診しレントゲン検査の結果は異常ありませんでした
医師
「骨には異常がありません。何か痛みの原因はありますか?」
Sさん
「特に思い当たる原因はありません。原因は何ですか?」
医師
「原因はSさんが分からなければ私にはわかりません。骨に異常がないので原因はわかりません。」
Sさん
「原因を見つけるのがお医者さんじゃないの?」
医師
「レントゲンで異常がないからわかりませから、電気でもかけて行きますか?」
押し問答の末に何もしないで帰って来たそうです。
痛みがなくなるどころか増強して座っていることもできなくなりCCRKに来院しました。
本来、お医者さんは「病理」を診る所で骨などの異常が無ければ手立てがありません
病理的な痛みと機能的な痛みでは治療方法が違います
一般の患者さんには理解しがたいですが、筋骨格系の肩こりや慢性腰痛は機能的異常による痛みです
また、現代医学では構造的な問題を痛みと結びつけますが、必ずしも一致するものではありません
例えば、よく言われている「膝関節変形症」は、膝関節の軟骨がすり減ったり、骨が変形していたくなると言われています
骨の変形は事実あるでしょうが痛みと変形は別物です
「軟骨が減っているから痛い」は間違っています 心療整形外科 加茂整形外科加茂先生
その他にも常識とされてきた腰痛の原因が見直されてきています