疾病利得

疾病利得という言葉がります。

「患者が疾患によって得る心理的・社会的・経済的利益」

簡単に言うと「治りたいが治りたくない」

身体的な痛みや病気は治したいのですが、反面治ることによって失うものや責任を負わなければならないので治したくないと言うものです

多くは意識的な利得はないのですが、本人も気づかないのですが誰でも潜在的に持っていることです

患者Aさんが足関節捻挫と右臀部から下肢痛の痛みとシビレ感があり来院しました

とても元気な方で一度リタイヤされて最近仕事を初めて社会貢献したいと始めた矢先に捻挫と臀部痛が発症しました

捻挫は仕事中の出来事でうっかりしてつまずいて捻ったようです

臀部痛と下肢痛、シビレ感は仕事を始めて間もなく発症しました

職場の方からの紹介で来院しました

紹介した方はCCRKに行けば早く良くなって職場復帰をしてほしいとの願いで紹介したようです

初診時は捻挫の痛みと臀部痛で腰を曲げて膝を手で支えて跛行で来院しました

治療後は痛みも軽減し通常の歩行に戻りだいぶ改善しAさんは驚かれていました

治療の後にAさんから思わぬことを言われました(これからの会話は笑顔と笑いの会話です)

「先生、実は早く治したいのですが、治ると困るのです。治ると仕事に復帰しなければならいので治らない方がいいような気もします。どうしたらいいでしょう?」

詳しく聞いてみると、社会貢献と思い仕事を始めたが内容が肉体的にも精神的にもきつくてAさん自身には不適当な仕事のようでした

今日2回目の来院時には捻挫も臀部痛もなくなり仕事も復帰して大丈夫なまでに回復しましたが、どうしても痛みを見つけて治りたくないようです

2週間の休職していましたが、すでに退職の気持ちは固まっていますが、治ることによって正当な退職の理由がなくなってしまうので困っているようです

PCRTではこのような意味記憶を「肯定的な意図」と言います

もちろん治療の対象です

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