薬を飲んでも眠れない

マインド

 

主婦Aさんは数年前から不眠症で悩んでいます

専門医で入眠剤と安定剤を処方してもらい服用しています

最近は入眠剤を飲んでもなかなか寝ることができず困っています

薬を飲み始めた当初は眠りもスムーズに寝ることができたそうです

飲み始めて10か月くらい薬の効果があり眠れていたそうです

その後は薬を飲んでも眠れたり、眠れなかったりの繰り返しでした

不眠症の患者さんが抱えている薬服用のよくあるパターン化された話です

上記のパターンを認知的な観点からみてみましょう

私たちの行動は

情報の入力⇒情報の解釈・意味付け⇒出力行動

情報は脳へ入力されて、解釈され意味付けされて、出力されて行動を起こします

情報は五感を通して入力され、五感御情報を解釈して意味付けされ行動に移ります

例えば

ケーキを食べる(味覚情報)⇒甘い、美味しい(解釈)また、食べたい(意味付け)⇒好みの味になり何度も食べて習慣化する

薬の効果も当初は効果があり「薬が効いている」という体験情報であり、「この薬は効果がある」と意味づけて飲めば効果はあるでしょう

よく言われている「プラシーボ効果」ですね

薬の効果が無くなる理由は科学的な根拠ももちろんあるだろうが患者の認知効果もあります

薬の効果も毎回飲めば効果があるとは限らず患者の体調の変化や症状の悪化で効果があるとは言えず効果も変化している。

それにもかかわらず完璧を求めて0の症状を求めたりすると薬の効果が感じられなくなります

そうすると「この薬は効果が無くなった、効かなくなった」と解釈してしまう

 

Aさんは友人と健康の話をしたり、スマホで健康情報を調べたりすることが多いようした

当然、不眠症の情報を聞いたり見たりして沢山の情報を入力しています

「睡眠薬は飲み続けると効果が無くなってくる」という情報を友人からの話やスマホから情報で得ていました

丁度そのころから入眠剤の効果が無くなり薬を飲んでも眠れない状態が出始めたようです

 

Aさんは入眠剤と安定剤を飲んでいましたので、単純に情報の解釈・意味付けだけの問題ではなく、ほかにも様々な無意識の脳の誤作動があり、複雑な解釈・意味づけがなされて出力(行動)されていました

当院ではPCRTで無意識の誤作動記憶を書き換えて、情報の入力⇒解釈・意味付け⇒出力の道筋を正常に戻し、健康な行動を取り戻します

 

 

 

 

 

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