臨床的にイップスの患者さんを診ていますが治りが早い方と遅い方がいます
どこが違うのかいろいろ調べてみましたが、ある共通点がありました
それは・・・
「イップスをチームメートや指導者に知られたくない」という共通点でした
知られたくない理由は様々です
プロであれば引退も覚悟しなければなりません
レギュラーから外されたくないかもしれません
ライバルに知られたらプレッシャーをかけられる
イップスはネガティブな感情が原因だ
イップスは精神が弱いから
当院をイップスで訪れた選手に問診するとイップスの治療を内緒で行っている選手もいます
イップスをチームメートや指導者に知られたくない選手は改善するまでに時間がかかります
一方で「イップスで投球ができない」と周りに周知している選手は比較的に早く改善します
もちろん、改善には時間がかかる治療になりますし、改善を遅くなる理由はそれだけではありません
しかし、周りが知ることでイップスの選手は気が楽になりイップスと向き合うことができます
イップスの選手に見てもらいたい動画があります
古田 敦也さん(元ヤクルト捕手)、中村武志さん(元中日捕手)、鶴岡慎也さん(元日本ハム捕手)3人の対談です
対談の内容からプロ野球の選手の中にも多くのイップス選手がいるようです
面白かったのは、やはりイップスの克服方法の一つとして「周りの人にイップスを言いふらすこと」だそうです
それにより気が楽になったそうです
早く治る人にはこんなところに共通していました
全てのイップスがそれで克服できるとは思いませんがイップスの選手にはヒントになると思います
「中村武志さん・鶴岡慎也さんも苦しんだイップスの話題も!」8分30秒頃より