退職後の症状悪化

ストレス

特別な原因が分からない慢性的な肩こりや繰り返す腰痛などはやっかいなものです。

患者さんは、患者さんなりに原因を特定しています

★長時間のパソコン操作

★営業などで長時間の歩行

★自動車の長距離運転など

いずれも正解であり、正解でないこともあります

一般的には長時間の労働による姿勢などが関わっています

慢性的な肩こりや繰り返す腰痛の要因にストレスがあります

多くの患者さんはストレスから発症ずる筋骨格系の症状に気づいていません

ストレスとは

  1. 化学的なストレス(薬品、栄養素、化学物質、気象条件など)
  2. 物理的なストレス(過剰な運動、長時間の同一姿勢、足に合わない靴、痛みを庇った姿勢など)
  3. 精神的なストレス(人間関係、家族関係、仕事のプレッシャー、金銭問題など)

一つの特定のストレスだけが原因ではなく、いくつかのストレスが複合的に関係して影響しています

2つの症例を紹介します

40歳代のAさんは、3年前からに肩こり、腰痛で定期的来院されています

仕事上、一日中パソコンと睨めっこして肩こりが辛くなるそうです。

「仕事上毎日パソコンの前に座っているから、それが原因なんだろうな」

自己分析で原因を特定しています

その後、何回かの来院時に「ここ最近、急に肩こりが酷くなってきた。パソコンの前に座ることが無くなったのにおかしいな?」

理由を聞くと仕事を辞めて職探しをしているが、次の職が思うように見つからず悩んでいるらしい

思うように職が見つからない、収入の心配、将来の不安、家族へ迷惑をかけている・・など精神的なプレッシャーが重くのしかかってきました

精神的なストレスで症状が悪化した症例です

 

Bさん、2年前に長年勤めた会社を定年退職して、退職後は畑作業したり、ガーデニングしたりと夫婦水入らずで楽しんでいます

2年前に肩や首の痛みで整形外科を受診していましたが、頚椎の変形が見つかりそれが原因と言われたので、しばらくシップや電気治療を行っていたが改善されず我慢していました

当院への来院時は頸部の回旋、側屈ができず車の運転時の後方確認ができず困っていた

左肩の挙上もできず「いわゆる五十肩」の症状があったが、これも頸椎の影響だと思っていました。

頸椎の問題と言われたら左肩から左肘、左手首のシビレが酷くなったそうです

画像上は確かに頸椎の変形はあるだろうが、痛みと変形の関係性を結び付けることは難しい

どんな時に痛みが強くなります?

「朝食の時やガーデニングをして休息しているときかな・・」

作業中は痛みは忘れているらしい

肉体負担や姿勢による痛みの影響は少ないようです

当院の施術でPCRTという施術があります

その検査で出た陽性反応は「夫婦二人でいる」と緊張するパターンがでました

奥さんと二人で楽しいでしょう?

「楽しいことは楽しいが、毎日顔を合わせているとかえって気を使うな・・」

夫婦関係なんてこんなもんですね

家族への気配りや配偶者への思いやりなど意識的には気にかけてはいないつもりでも、潜在的に気にかけているようです

無意識のストレスとはこういうものですね

 

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